アジア - ウコン

「ウコン」は、東南アジアを原産としアジア全土に生息するショウガ科の多年草です。カレーの色味に使われる鮮やかなゴールデンイエローの色が「鬱金」とよばれ、そこから「ウコン」の呼び名が有名になりました。その太い地下茎を乾燥させ粉末にしたものは古くから様々な用途に使われてきました。ターメリックと呼ばれるスパイスは苦みと辛みのあるコショウのような風味があり、ヒンズー教徒にとって、儀式に使用する聖なる粉です。また布の染料や食品に使われたり、民間療法として消化を助けたり、炎症を抑えたりするために利用されました。その後何世紀にもわたる研究で「ウコン」に強力な抗酸化成分が含まれていることがわかりました。

化粧品では、ウコンエキスは肌の酸化ストレスを和らげるだけでなく、細胞膜にある資質マイクロドメイン（細胞のメッセージ受信をする受容体が多く集まっている領域）を保護することで、細胞間コミュニケーションを良くする働きがあることを見出しました。

クラランスは活性分子であるウコン中に含まれる精油「ターメロン」を65％まで濃縮したエキスを使用しています。この蒸発性分子は細胞膜を容易に行き来してその環境と関わることができます。生物学にインスパイアされたアプローチを大切にするクラランスは、ターメロンの持つコミュニケーション力を肌に適応させることに成功しました。